タチウオは夏〜秋に接岸し、各地の堤防から釣ることができます。
サイズは1mを超えるものも狙え、引きも強く食味も良いため堤防釣りの人気ターゲットの一つです。
タチウオは夜行性の魚であるため、主に夜釣りで狙います。
今回は堤防からタチウオを狙う場合の釣り方や、必要な道具を紹介します!
ライトショアジギングで狙う
ルアー釣りでのメインの一つがメタルジグを使用して狙うパターンです。
ジグの遠投性を活かして広範囲を探ることができます。
また沈みが速いため水深が深いポイントでは手返しが早く、扱いやすいです。
30~40gのルアーを投げることができるライトショアジギングロッドや、シーバスロッドを使用します。
ラインはPEの0.8号以上の強度があれば十分です。
しかしタチウオは歯が鋭いため、リーダーはできれば25lb程度の太めのものが切られるリスクを減らせます。
タチウオ用のワイヤーリーダーを使用すれば安心です。
ルアーは夜間でも発光するグローカラーのものがおすすめです。
この釣りには蓄光ライトが必須アイテムです。
なお、タチウオはルアーの後方から追い食いするパターンが多いため、リアフックを付けておいた方が良いです。
誘い方はゆっくりとしたワンピッチジャークやただ巻きで釣れます。
タックル例
- 全長[m]:2.90
- 仕舞寸法[cm]:149.3
- 自重[g]:253
- ルアー重量[g]:~60
- 適合ライン PE[号]:~2.5
- 標準糸巻量 PE[号-m]:1.5-320, 2-210
- 自重[g]:295
- 巻取り長さ(ハンドル1回転あたり)[cm]:99
- ギア比:6.2
- 最大ドラグ力[kg]:11
ワインドで狙う
ワインドはワームを一定のリズムでシャクって左右にダートさせる釣り方です。
ロッドはライトショアジギング用のものでも可能ですが、ロッドが短い方が疲れにくいです。
ワインド専用のロッドは8~9ft程度となっています。
またワームの重量は10~20g程度なので、ジグのキャストを想定したショアジギングロッドよりもワインド専用ロッドの方が柔らかく、投げやすいです。
タックル例
ウキ釣りで狙う
タチウオはルアーだけでなく餌釣りでも狙えます。
夜釣りがメインなので発光する電気ウキが必要になります。
ウキ釣りは自分から誘う必要はなく、アタリを待つ釣り方なので初心者でも釣りやすいです。
仕掛けはオモリ3~5号程度を使用するので、磯竿2号あたりが軽量で最適です。
ウキ釣りでは道糸は絡みにくいナイロン製ラインを使用します。
リールはナイロン3~4号を150m巻くことができるキャパシティがあるものを使用します。
餌はキビナゴやサンマの切り身を使用します。
タックル例
- 全長[m]:5.33
- 自重[g]:230
- オモリ負荷[号]:2~6
- 適合ハリス[号]:2~5
- 標準糸巻量 ナイロン[号-m]:3-200, 4-150
- 自重[g]:230
- 巻取り長さ(ハンドル1回転あたり)[cm]:80
- ギア比:5.3
- 最大ドラグ力[kg]:10
仕掛けは用意する小物の点数が多いですが、一式揃った仕掛けセットもあります。
消耗品である針はいくつか予備を買っておくと安心です。
タチウオ狙いのポイント
タチウオは海中では立った状態で上を向いています。
そのためボトム付近を狙っても釣れる確率は低く、中層〜上層が狙い目です。
まず着底までのカウント数で釣り場の水深を把握し、そこからタナをこまめに変えていくと良いでしょう。
ウキ釣りの場合はウキの浮力よりも重いオモリを付け、ウキ止め糸の位置を調整してウキが沈みきらない深さを探ります。
タチウオバサミは必須
タチウオは歯が非常に鋭く、素手で扱うのは危険です。
釣れたら必ずタチウオバサミで掴んで針を外しましょう。
またフックの方はプライヤーを使って外すことをおすすめします。
最後に
タチウオは回遊次第では数釣りも可能であり、簡単に2桁の釣果を挙げることもできます。
ルアー・餌釣り共に人気のターゲットであるため、シーズンに突入すると釣り場が混み合うこともよくあります。
オマツリ等のトラブルに注意して釣りを楽しみましょう。