泳がせ釣りで活き餌を確保する時は数時間に渡って魚を活かしておくアイテムが必要です。
また魚をとりあえずキープできれば、時合いが来ているチャンスタイムでも〆る作業を後回しにして、すぐに釣りを再開できます。
活かしてキープする方法はいくつかありますが、釣り場の状況や魚の種類によって適した方法は変わります。
今回はそれぞれの方法についてメリット・デメリットを示し、適切な方法を選べるよう紹介したいと思います!
①水汲みバケツで活かす
最も簡単なのは水汲みバケツを使用する方法です。
直径20cm程度の折りたためるものがよく販売されており、ロープ付きであれば海面まで高さがあっても水を汲めます。
コンパクトに持ち運べ、荷物を減らせることが最大のメリットですが大きな魚を入れることはできません。
またバケツに入る海水の量は多くないので特に夏場は水温がすぐ上がり、弱りやすいです。
魚をたくさん入れると酸欠で死にやすくなるので、餌用の小アジなどをキープする時は注意が必要です。
なお、泳がせ釣りには専用の活かしバケツがあるのでこちらがおすすめです。
容量が20L程度と大きいので、酸欠になる危険が少ないです。
②キーパーバッカンで活かす
①の活かしバケツを大型化したものがキーパーバッカンです。
主にフカセ釣りで使用され、20L以上の水を入れることができます。
サイズも大きく、50cm程度の魚も活かすことができます。
③ストリンガーを使用して海中で活かす
ストリンガーは手のひらサイズのコンパクトさでありながら大型の魚をキープできるため、ルアー釣りでもバッグに入れてランガンでき、いつでもキープできます。
また魚を海中へ入れておけるので酸欠にはならず、弱りにくいです。
キープする魚を追加する際は、いちいち海中から引き揚げずにフックをロープに掛けて投入するだけでOKです。
小さい魚を1匹ずつキープするのには向きませんが、付属のフックのみを買い足してより多くの魚を繋いでおくこともできます。
欠点としては以下があるため注意が必要です。
1. テトラや磯場ではロープが引っ掛かり、擦れて切れる危険がある
2. 大型魚になると、そのパワーでフックが壊されて逃げられることもある
なお、イシダイなどの顎が強い魚用に、ワイヤータイプのストリンガーもあります。
こちらはフックタイプとは異なり、壊されて逃げられる危険はないです。
大型魚が釣れた際にも安心して使用できます。
④スカリで活かす
少し大きな荷物になるのでランガンには向きませんが、スカリでも酸欠の心配なくキープできます。
また大型の魚の場合、ストリンガーだとフックを壊されて逃げられることがたまにあります。
スカリであれば入口をしっかり閉じれば逃げられる心配もなく、安心です。
弱点はストリンガーと同じくロープや網が引っ掛かりやすい磯場では使いにくい点です。
網が破れる心配がない堤防では非常に便利です。
↓のフロートスカリは全長が60cmあるので大型魚も安全にキープできます。
実際に使用しましたが、ハマチといった青物も弱らず元気に活かしておけました。
なお、ロープは付属していないので別途購入が必要です。
おわりに
以上、釣った魚を活かしておくのに必要なアイテムを紹介しました。
それぞれメリット・デメリットがあるのでターゲットや釣り場に応じて選んでいただければと思います。
なお、これらのアイテムはどれも持ち帰る魚の血抜きにも使用できるので、持っていて損はないアイテムです。
是非使ってみてはいかがでしょうか。